こんにちは、転勤族歴32年のつばめです。
転勤族の家庭に生まれ、小さい頃からよく引っ越していました。
幼稚園は2園、小学校は3校変わりました!今思えばなかなか濃かった人生のような気がします。
中学校に入る前に、我が家は持ち家を買ったのですよ。そこで転勤は終了〜かと思いきや、転勤族の夫と結婚してしまったのです。
また始まる引越しが付きまとう生活。
でもある時気づいたのです。「以前より人付き合いが苦手じゃなくなったかも?」と。
今回はそんな私の長年の経験で培った、引越し先での処世術みたいなものを書き綴ってみました。

もくじ
手探りで開拓していくしかない
最適解なんていきなり見つかるわけがありません。私もいつも何が正しいのか?と悩んでいました。結果、こういうことだったのかな、と思えるようになってきたのです。
やってみてよかった事
誰かと会話をしたら、些細な事でも家に帰ってからメモ。
どんな話をしたか記憶に残るし、相手も「自分の事を覚えていてくれた」と思うと嬉しくなります。そうしているうちに仲良くなるスピードがぐんと上がったりします。
子供の名前・きょうだいの有無、好きな事などなど。次に繋がる人間関係の構築ができるのでオススメです。
自然体が一番
案外難しいですよね、自然体ってやつ。
墓穴を掘ると一気に距離を置かれたりしちゃいます・・・。実際私も何度もやらかしました
自分はアウェー組。何も知らなくて当然。どんな相手か?どんな反応をされるのか?とプチストレス。
そんな時は、
- なるべく笑顔で
- 自然体でいることを心がけ
- 周りの人に色々教えてもらう
のが良かったな〜と思います。
変にキャラを作ったり、控えめすぎない方が良かったです。
子供の頃はこれがとにかく出来なかった😰人って ”良い自分” を見てもらいたいんですよね。
自己紹介の時に張り切ってキャラを作っちゃえ!なんて思っても続かないし、そんなの数日で周りにバレますからね。実際バレて痛い思い出になっているのは秘密です。笑

聞いてみたいことを整理しておく
もう、引越し先でフレンドリーに話せる人に会えるだけで奇跡だと思ったものです。
でも肝心の会話が続かない・・・。
極力そうなりにくいように、聞きたい事を事前に何点か頭の中でリストアップしておくのが効果的でした。
近年の私の場合ですが、
- 食品を買いたいんだけど、スーパーはどこが人気?
- 歯医者(他の病院でも可)はどこがオススメ?
- 休日出かけるといえば皆さんどこに行くの?
- 〇〇(名産品)が美味しいと有名だけど、どこで買えばいい?
- (子供がいれば)習い事、近所の公園や児童館の情報
などで会話が続きました。
ポイントは、当たり前ですがその地域のマイナス面はこちらから口にしない事!
それ以外なら何を聞いてみてもOKだと思います。
自分をマイナーチェンジ?
プライドは引越しの際に断捨離
プライドが無駄に高かった過去の自分。なんだったんでしょうかね、あの無駄な思考回路。笑
きっと失敗=悪だ、と刷り込まれて育った家庭環境も多少影響はあったかもしれませんが🥵
別に弱点を知られたっていいんですよ。むしろ隙があったほうがフレンドリーに話しかけてもらえます。
積極的に「こういうことが不得意で・・・」とか。「これが怖くて」とか、「これだけはどうしても上手く出来た試しがなくて」とかお伝えすればいいんです。
少し鈍感になろう
ありのままに生きていきたいんですけども、なかなか難しい。
そんな時はこの鈍感力がなかなか大切です。
地域によって言葉の表現の仕方が違うし人の気質も違いますよね。
引越しを繰り返しているとムダに敏感になったりしちゃうんです。聞こえてくる言葉とか、人の表情とか。
耳にする言葉の感じ方も違うし、他所から来た我々はビクビクしがちです。ですが、一々敏感に反応していたら身が持ちません!笑
慣れるまで少し気づかないフリをしちゃうのも良かったです。正直「そんなこと知らんがな・・・」という習慣があるかもしれません。
そんな時はこの鈍感力です。鈍い自分を演出して、ゆっくり馴染んでいけば良いのです。
何が何でもその地域に染まれ!と思っているわけじゃないですよ。
そして敏感に自分の心と向き合って、どう開拓して立ち回っていこうかをゆっくり感じて考えるのです。
日本に住んでいる限り、接する人はほとんど日本人なのでこんなボンヤリした感じで大丈夫です。笑
変化を楽しむ
せっかく引越しが縁となってその土地に行けたわけなので、楽しむに越した事ないと思いませんか?
私は特にその思考が強いようで、とりあえず名産品を網羅しようと張り切ります😋
住環境の違いを知って楽しむ
マンションだったり、古いアパートだったり、立派な2階建の車庫が付いている家だったり、新築戸建てだったり、築浅のメゾネットだったり。
上記は過去に住んだことのある物件の形態です。実際に住んだからこそ色々とわかったこともありました。そしてそれぞれの自分たちが感じるメリットを知れたのです。実体験って大事!
そして今後もし、つばめ家がいざ家を購入しよう!となったら、あまり悩まないで決められる気がします。
普通の生活をしていたらここまで味わえなかったと思うので、人とは違う経験が出来たのは些細なことかもしれませんが私の財産です。
将来的に我が家はどんな物件に落ち着いたらいいのか?という判断基準が間違いなく私の頭の中に出来上がっています。叶うかどうかは別ですが😉
立地を比べて楽しむ
転勤族って、割と住む場所の希望が通らない場合が多い気がします。
社宅の選択肢がほぼなかったり、不動産屋に紹介してもらった物件が全てイマイチだったり。
そんな中でも、ここでもない、あそこでもない、と理想と現実を擦り合わせる作業が大変でもあり楽しくもありました。
実際に住んでみて、「あぁ、案外こんな閑静な住宅街って静かすぎて苦手だな」とか、「公園に近いと育児には便利だけど、夜は高校生の溜まり場になりがちでうるさいな」とか、「銀行郵便局が遠いと辛いな。逆に役場は多少遠くても大丈夫だな」とか知れるのです。
我が家は現在、大きな私鉄沿線の駅の近くというだけで築20年の賃貸アパートに住んでいます。これも、引越しを繰り返すうちに「我が家は立地で選んだ方が後悔しない」と分かったからです。
最初は築年数のこともあって悩みましたが、一生ここに住むわけではないのであっさり決めました。駅が近いと行動範囲がグッと広がって私にはピッタリでした。
交友関係を楽しむ
よく、引越ししているとお友達が多くていいねぇとか言われるんです。
昔は友達がいませんでしたから「あぁはい・・・」くらいに思っていました。
でも母親になった今ならわかります、気心の知れたママ友ほど心強い仲間はいない、と。
こちらも、人と自然体で接するように心がるようになれたので出来た仲間なのかもしれません。
そのまま転勤のない人生だったら、鈍い私は気付かなかったことでしょう。友達もできにくいままだったと思います。

経験しながら気付いたこと
ズバリ、私自身のことをよく知れた
生来あんまり話すことが得意ではなく、しかも笑わないという謎の暗黒?幼少期を過ごしてきました^^;
なぜだったのかよく分からないんですけど、なんか友達できないな〜なんでだろう?って思い始めて。それが中学生くらいの時です。気付くの遅い!笑
でも自分で自分のことに気付けた、ってとても大事なことじゃないですか。頑張ったよ、私。
どうしてかなって考えたときに、「転勤でしがらみのない人間関係を構築していった」からかな、と思ったのです。
この考えができるようになってからは人と話すのが少しずつ楽しくなってきました。
その先にあったもの
そしてもう一つ気付いたことが。
積極的に色々な人と関わると、短期間でも思った以上に相手と仲良くなれる機会がグッと増える、ということです。
コミュ障をこじらせつつあった私には革命的でした。友達ってこう作るのか・・・!と衝撃的だったというか。笑
こう接して欲しい、転勤族のホンネ
この記事を読んでくれている方はきっと転勤族だったり、引越し経験のある方なのだと思います。
ちょっとだけ、こう接してくれると嬉しいなぁという私の場合のプチ本音を書かせてください。
- 挨拶だけでも救われます
- 短期間で新しく出会った人の数が多過ぎて、顔を覚えていなくてごめんなさい
- 記憶の整理をしながら会話に参加しているので、噛み合わなくても許してください笑
土地柄もあるのですが、フレンドリーに話しかけてくれる人が多い地域って嬉しくなります。
そういう土地に住めるとこちらも寒い心に火が灯るような感覚になります。人間やっぱりコミュニケーションをとっていないと生きていけないんでしょうね。
こちらも頑張って新生活に慣れて、冗談を言い合える間柄になりたいと思っていたりするのです(´∀`)少しずつ、日常会話をしながら仲良くなっていきたい!

おわりに
この記事は私の経験談を書きましたが、もっとコミュニケーションが上手い転勤族の方はいくらでもいました。
生来のコミュ能力がマイナス→プラスに転じられただけでも、私的には◎だなぁと思うのです( ´ ▽ ` )そのための転勤だったならむしろプラス!
自分や家族と向き合い、楽しみながら一緒に成長をしていける。こんな人生もなかなか良いものですよ。
子供のこともあるので、我が家もいつかは夫が単身赴任になる日が来るかも知れません。
その日が来たら、この生活で培ったポジティブシンキングで乗り越えていきたいと思います。